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概要

TTBJ(Tsukuba Test-Battery of Japanese)について

TTBJにはいろいろな種類の問題があります。テストの目的からは、(1)プレースメントテストと(2)診断テストに大きく分けることができます。現在は、(1)プレースメントテストとして、SPOTと漢字SPOT,(2)診断テストとして漢字力診断テストを公開しています。SPOTは短時間で日本語運用力を測定できるユニークなテストとして、プレースメントテストだけでなく習得研究における日本語力判定などにも国内外で広く利用されています。漢字力診断テストは、漢字能力の中のどの側面が弱いかなどがグラフで示され学習に役立てる事ができます。これ以外のテストも順次公開していく予定です。

受けられるテスト

筑波大学が使っているおすすめのテストセットがあります。または、個別のテストを選ぶこともできます。

テストセット

 SPOT90 + Grammar90 + 漢字SPOT50

 テスト時間:30分から60分

 筑波大学でプレースメントテストとして利用しているものです。筑波大学では数年前より個人受験を使って毎年1000名以上の学習者に対して、日本語クラス分けを行っております。テストセットを受験してもらい、PDFファイルで送られてきた結果を示してもらう方法がおすすめです。同様にお使いになりたい方は、筑波大学グローバルコミュニケーション教育センター日本語教育部門のホームページで公開されている受験マニュアル(http://www.cegloc.tsukuba.ac.jp/data/doc/1467349914_doc_83_0.pdf)をご参照ください。

個別テスト

  SPOT90 (90問,10分~15分)
  文法90 (90問,15分~30分)
  漢字SPOT50 (50問,10分~15分)
  漢字診断初級 (120問,40分~60分)
  漢字診断中級(120問,30分~48分)
  漢字診断上級 (120問,20分~36分)

SPOT(Simple Performance-Oriented Test)について

どんなテストか:

画面に文が一つ出てきます。その文には( )が一つあります。文が出ると同時にその文が読まれます。文を聞きながらその( )に入るひらがなを4つの選択肢から選んで入れてください。答える時間はとても短いです。

テストが測っていること

ある文を読んだり、聞いたりしたときにゆっくり考えたら分かることでも、すぐに分からなければ実際の生活でコミュニケーションはできません。このテストは実際に使える能力を推定する目的で作られていますから、少し聞きにくかったり、解答時間が短すぎると感じるかもしれません。実力があれば、それがはっきり聞こえるし、時間も十分あると感じるでしょう。

SPOTの種類

個人受験者に提供しているSPOTテストは1種類だけです。Ver.90というもので、初級から上級まで90問あります。90-1、90-2、90-3に分かれています。

文法90

どんなテストか

文法項目の知識を測るテストです。文中の空欄に入る適当なことばを選択します。各文は互いに関係なく独立しています。レベルに応じて、難しい漢字にはルビがふってあります。テストは3セクションあり、制限時間は1つのセクション30問で10分、合計90問で最長30分です。自分のスピードに合わせて答えることができます。分からない問題は、→(next)ボタンで進んで最後まで終わらせてください。

テスト例

以下のような画面が表示されます。選択肢の中からひとつ選びます。

テストの構成

文法90は異なる難易度による三つのセクションで構成されています。各セクションは30問ずつです。文法90-1が易しく、文法90-3が難しくなっています。

漢字SPOT50について

どんなテストか

画面に文が一つ出てきます。その文には( )が一つあります。文が出ると同時にその文が読まれます。文を聞きながらその( )に入る漢字を4つの選択肢から選んで入れてください。答える時間はとても短いです。

テストが測っていること

漢字のことばを読んだり、聞いたことばに対応する漢字を思い浮かべて理解したりするとき、ゆっくり考えれば分かることでも、その時すぐに分からなければ、実際の生活では有効に知識を活用することはできません。このテストは、実際に使える漢字語彙処理の能力を推定する目的で作られていますから、音声を聞きながら文字を読むには少し解答時間が短すぎると感じるかもしれませんが、実力があれば、時間も十分あると感じるでしょう。

漢字SPOT50の種類

個人受験者に提供している漢字SPOTテストは1種類だけです。初級の問題20と中上級の問題30問、合わせて50問が出題されます。

漢字力診断テストについて

どんなテストか

テストは12のセクションからなっています。各セクションには問題が10問ずつあり、全部で120問が出題されます。上級の一部に入力する問題がありますが、初級と中級レベルでは、どれも4つの選択肢の中から選ぶ問題です。中には音声を聞いて答える問題もあります。答えるための時間は、初級レベルでは各セクション5分以内、中級レベルでは4分以内、上級レベルでは3分以内ということになっています。はやく答えれば、はやく終わることができますし、ゆっくり答えても、60分以内にはテストが終わります。

テストが測っていること

このテストは、あなたの漢字および漢字語に関する運用力を総合的に診断して、弱いところを示してくれます。どのくらいたくさん漢字を知っているか、読めるか、書けるかという知識だけを測っているのではありません。ですから、まだ習っていない漢字が出てきても、知っている知識を使って、問題に答えてみてください。今後のあなたの漢字の勉強のために役に立つ情報を提供してくれると思います。

漢字力診断テストの種類

初級の漢字力診断テスト

初級レベルは、200字程度(日本語能力試験N4〜N3相当)の基本漢字の学習が終わったレベルを想定しています。

  • 反対の意味の漢字を選ぶ問題
  • 文中の[漢字語]の読みを選ぶ問題
  • 同じ音読みの漢字を選ぶ問題
  • 文中の[ことば]に対応する表記を選ぶ問題
  • 漢字の構成要素を選ぶ問題
  • 送り仮名に対応する漢字を選ぶ問題
  • 漢字語の品詞によって適当な形を選ぶ問題
  • 文脈(文法的共起性)によって適当な漢字語を選ぶ問題
  • 文脈(意味的な連語知識)によって適当な漢字語を選ぶ問題
  • 音声で聞いた3つの漢字語に共通する漢字を選ぶ問題
  • 音声で与えられた意味の漢字語を選ぶ問題
  • 漢字の構造パターンを選ぶ問題

中級の漢字力診断テスト

中級レベルは、500字程度(『Basic Kanji Book』vol.1 & 2)の学習が終わったレベル(日本語能力試験N3〜N2相当)を想定しています。

  • 反対の意味の漢字を選ぶ問題
  • 漢字語を意味の単位に切る問題
  • 文中の[漢字語]の読みを選ぶ問題
  • 同じ音読みの漢字を選ぶ問題
  • 文中の[ことば]に対応する表記を選ぶ問題
  • 漢字の部首を選ぶ問題
  • 送り仮名に対応する漢字を選ぶ問題
  • 漢字語の品詞によって適当な形を選ぶ問題
  • 文脈(文法的共起性や意味的な連語知識)によって適当な漢字語を選ぶ問題
  • 音声で聞いた3つの漢字語に共通する漢字を選ぶ問題
  • 音声で与えられた意味の漢字語を選ぶ問題
  • 漢字の意味、品詞、読み、字形などから、同じ仲間の漢字を選ぶ問題

上級の漢字力診断テスト

上級レベルは、1000字程度(『INTERMEDIATE KANJI BOOK』vol.1)の学習が終わったレベル(日本語能力試験N2〜N1相当)を想定しています。

  • 和語や漢語の反義語を選ぶ問題
  • 和語や漢語の類義語を選ぶ問題
  • 文中の[漢字語]の読みを選ぶ問題
  • 同じ音読みの漢字を選ぶ問題
  • 語彙中の同音の漢字を選ぶ問題
  • 文中の[音読み語]に対応する表記を選ぶ問題
  • 文中の[訓読み語]に対応する表記を選ぶ問題
  • 文脈(文法的共起性や意味的な連語知識)によって適当な漢語を選ぶ問題
  • 文脈(文法的共起性や意味的な連語知識)によって適当な和語を選ぶ問題
  • 音声で聞いた3つの漢字語に共通する漢字を選ぶ問題
  • 音声で文と質問を聞いて、答えとなる漢字語を選ぶ問題
  • 音声で文を聞いて、繰り返された漢字語を入力する問題


 

受験のしかた

コンピュータ環境
受験するには、以下の環境が必要です。

OS Windows 8.1以上, Mac OS X以上
インターネットブラウザ Edge、Google Chrome
モニター 1024×768 以上の解像度
その他 音声を再生できること
Javascript を有効にすること
動画が再生できるインターネット接続のスピード(高速回線)があること

受験の流れ

  • 受験申込:コンピューター端末のチェックを行ったあと、あなたの名前とメールアドレスを入力してください。成績の送付先が指定されている場合は、その他のメールアドレスも入力できます。入力したメールアドレスにも成績が送付されます。
  • メール受信:あなたのメールアドレスに受験用のIDとパスワードが送信されます。
  • ログイン:テストシステムにインターネットを使ってログインしてください。
  • 受験:問題が出ますので、受験を開始してください。
  • 採点:結果は画面上に表示されます。また全問題終了後PDFファイルファイルとして、ダウンロードすることもできます。

実施時の注意事項
  • 画面上の指示にしたがってstartボタンを押してテストを始めてください。
  • テストの前に答え方の練習をするための例題があり、これは何度でも練習できます。
  • テストが始まったら、前にもどることはできません。
  • テストを始めたら、決してブラウザのバックボタンをクリックしないように注意してください。不正終了してしまいます。
  • 時間内であれば、何度でも答えを選び直すことができます。
  • nextを押す前に選んでいた答え、またはtime-overになった時点で選んでいた答えが、新たな答えとして格納されます。
  • 分からない問題は、→(next)ボタンで進んでください。
  • 最後の問題が終わると結果が自動的に表示されます。
  • 次の問題セットにいく場合は、nextを選んでください。
  • •セクションを終了し、次のセクションに移動する場合は,Closeボタンをクリックしてください。

全体のテスト結果

すべてのテストが終わったら、1)テストグラフを表示(Show test score graph),2)成績PDFのダウンロード(Download of result PDF)のページが出ます。

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テストグラフを表示では,正答率がグラフで表示されます。正答率が70%以下の場合は、グラフが赤く表示されます。それがあなたの弱いところですから、この結果をみて、弱いところを強くするためにどんな方法で勉強すればよいか考え、これからの漢字の勉強に生かしてください。成績PDFのダウンロードでは,すべての結果を成績表として出力します。

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初級の漢字力診断テストでは、テスト結果履歴の後に、アドバイスページへ進む(Next)という表示が出て、そこをクリックすると、5つの評価カテゴリー(漢字の読み、書き、用法、意味処理、音声処理)ごとに、テスト結果に応じたアドバイスが表示されます。

 

得点の解釈

■SPOT90
合計点 能力判定** 説明 日本語能力試験との対応**
0~30 入門 日本語を学習したことがほとんどない。 なし
31~55 初級 ゆっくりであれば日常生活の基本的な日本語を理解できる。 N4,N5
56~80 中級 自然な話速度で日常的な場面の日本語がある程度理解できる。 N3,N2
81~90 上級 自然な話速度で幅広い場面の日本語が理解できる。 N1
  • * 得点の解釈に関する目安です。絶対的な基準ではありません。
  • ** 日本語能力試験との対応は,皆さんの合格を約束するものではありません。あくまで目安として理解してください。


■Grammar90
合計点 能力判定** 説明 日本語能力試験との対応**
0~20 未習者 日本語を学習したことがほとんどない。 なし
21~50 初級 初級の文法知識がある。限られた単語を使ったやさしい日本語であれば理解できる。 N4,N5
51~80 中級 中級の文法知識がある。日常生活で使われる日本語が理解できる。 N3,N2
81~90 上級 上級の文法知識がある。幅広く日本語が理解できる。 N1
  • * 得点の解釈に関する目安です。絶対的な基準ではありません。
  • ** 日本語能力試験との対応は,皆さんの合格を約束するものではありません。あくまで目安として理解してください。


■漢字SPOT50

合計点 能力判定** 説明 日本語能力試験との対応**
0~15 入門 漢字をほとんど学習したことがないか、学習を始めたばかり(100字程度)のレベル なし, あるいはN5
16~30 初級

Basic Kanji Book vol.1, vol.2 約300〜500字を学習した程度のレベル

N4
31~40 中級 Intermediate Kanji Book vol.1までの約740字を学習した程度のレベル N3,N2
41~50 上級 Intermediate Kanji Book vol.2までの約1200字を学習した程度のレベル N1
  • * 得点の解釈に関する目安です。絶対的な基準ではありません。(特に漢字圏の学習者の場合は、日本語として漢字を学習していなくても、ある程度点が取れる可能性もあります。)
  • ** 日本語能力試験との対応は,皆さんの合格を約束するものではありません。あくまで目安として理解してください。



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